初期微動継続時間とは、地震によって発生したP波が観測地点に到達してから、次に到達するS波が到達するまでの時間を指します。この時間は、震源から観測地点までの距離(震源距離)を求めるための重要な指標となります。😲
基礎知識
地震の際に発生する波には、主にP波とS波が存在します。P波は「Primary Wave」、S波は「Secondary Wave」と呼ばれ、次のような特徴があります:
- P波は速く(秒速約7km)、固体・液体を通過できる
- S波は遅く(秒速約3.5km)、固体のみを通過する
「P波が到着してからS波が到着するまでの時間は、震源からの距離に比例します。」💥
公式の紹介
初期微動継続時間(T)を求める公式は、以下のようになります:
T = L * (Vp – Vs) / (Vs * Vp)
ここで、
- T:初期微動継続時間(秒)
- L:震源から観測点までの距離(キロメートル)
- Vp:P波の速さ(キロメートル/秒)
- Vs:S波の速さ(キロメートル/秒)
計算例
たとえば、ある震源からの距離が10kmの場合、P波の速さが7km/s、S波の速さが3.5km/sとします。この情報を用いて初期微動継続時間を計算してみましょう。
L = 10 // km
Vp = 7 // km/s
Vs = 3.5 // km/s
T = L * (Vp - Vs) / (Vs * Vp);
// 計算結果を表示
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まとめ
初期微動継続時間は、地震を理解する上で非常に重要な要素です。距離を測定することで、地震の発生位置を把握することができます。日常生活にも役立つ知識ですね!✨